代謝酵素とは
代謝酵素とは、呼吸や運動をしたり、細胞分裂をしたり、
ケガを治したりする酵素です。
体の新陳代謝を司っている酵素を代謝酵素といいます。
人間の身体の中には、大まかにわけ代謝酵素と存在酵素の二つの酵素があり、
どちらも潜在酵素という体の中に備わっている酵素の元から作られています。
個人差はありますが、酵素を作る能力は限りがあり、消化酵素も代謝酵素も
出所は同じです。
消化酵素ばかりを作っていると、代謝酵素のほうが不足してきます。
長期間に渡る大量飲酒者は、アルコールを代謝する薬物代謝酵素CYP(シップ)が
多く誘導されているので、CYP(シップ)で代謝される薬剤は非飲酒時では
代謝が促進されて薬効の減少を示します。
大量飲酒者であってもなくても、飲酒時又は飲酒後に服用すると
薬物の代謝が阻害され、薬物濃度が高くなり、薬効が増強される場合もあります。
パリエット錠の相互作用として、代謝に肝代謝酵素チトクローム
P450・2C19(CYP2C19)、3A4(CYP3A4)の関与が
認められています。
テオフィリンの相互作用は、本来の作用の相加・相乗作用、拮抗作用に基づくものと、
代謝酵素に関わるものがあります。
代謝酵素の働き
代謝酵素は、私たち人間の身体の正常な働きに必要なもの、消化酵素は
食べたものの消化に必要なものです。
私たちの体の中のすべての器官、組織は、代謝酵素の働きによって活動します。
肝臓、心臓、脳、肺、腎臓なども特別な働きをする固有の代謝酵素を持っています。
ビタミン、ミネラル、ホルモンも、酵素なしでは何も働きができません。
代謝酵素は、体を正常に動かす、老化を防ぐ、けがや病気を回復させるために
働いています。
この代謝酵素は薬や食べ物から摂取することができませんが、
食べ物を消化する消化酵素は、食物から摂取できます。
全ての植物、動物は自分自身を分解する酵素を持ち、果物や野菜には、
植物の繊維を分解するセルラーゼという酵素が多く含まれてます。
代謝酵素は、代謝をスムーズにおこなうという働きもあります。
代謝酵素が十分にあれば、代謝は順調におこなわれ、数が不足すれば、
代謝に支障がでてきます。